数日後、聡美から電話が入り、私達は久しぶりにランチをした。
 
「昨日、美容室に行ったら、増渕さんに声を掛けられて。結花里の様子が変だって。心配していたわ。」

聡美に言われて、
 
「大丈夫よ。何でもないの。」

と私は微笑んだけれど。聡美は心配そうに私を見て
 
「大丈夫じゃないわ。結花里、顔色も悪いし。すごく痩せたでしょう。」

と返される。
 
小さくため息をついて、首を振ろうとしたけれど。

私の目からは、また涙が溢れてしまう。