私が慣れない仕事を頑張っていることで、翼も私を労わってくれる。
 
「結花里、疲れるでしょう。大丈夫?食事の用意とか、無理しなくていいからね。」

と笑顔で言って、私を抱き締める翼。
 
「全然、平気よ。短い時間だし。それに、随分 慣れたのよ。」

私が答えると、
 
「じゃあ、後で肩揉んであげるね。」

と優しく言う。
 
「えーっ。翼君、他の所 揉むでしょう。」

甘く睨む私に、クスクス笑う。