翌週から私は、アルバイトを始めた。

駅ビルの中の小さなテナント。

手頃な値段のアクセサリーや髪飾りを売っているお店。

週に四日程度、夕方までの短い時間だったけど。

働いたことのない私には、戸惑うことも多かった。

でも、外に視線を向けることは、気晴らしになった。