「でも実際、どうなの。結花里、結婚願望ってある?」

聡美に聞かれて、私は首を傾げる。
 
「どうかな。恋愛はしたいけど。結婚って恋愛とは別でしょう。」

私の、割り切った答えに 聡美は寂しそうに頷く。
 
「そうよね。好きなだけじゃ、今の生活は続けられないもんね。」と言って。
 
私達は、大学を卒業してから、恋人がいない。

年齢が上がるごとに臆病になっていく。

結婚と恋愛は別だ、と思っていても。

そう思っているからこそ、簡単に恋愛ができなかった。
 
「お見合いも、そう考えると、出会いの場かな、って思ったんだけど。上手くいかないわ。」

と苦笑する私。