Alice in nightmare World

また、帽子だらけの部屋に戻ってきた。

数時間のことだったがこの部屋はどこか懐かしく感じた。

まだ帽子が散らばっている。

「マッドハッター満足出来た?」

「そうだね」

「行っきたかった場所には行けた?」

「うん、ありがとうアリスのおかげだ、僕はずっと心残りだったんだ、勿論夢の中だけど一つ解決出来たような気がするよ、今はとっても幸せだ」

マッドハッターは満足そうに椅子に腰をかける。

「アリスは行きたい場所が思い出せそうかい?そうだ、疲れただろう、お茶を入れるね」

「うん、ありがとう、でも行きたい場所は思い出せないよ」

「そうかい、でも焦ることはない、夜は長い、ゆっくり思い出すといいよ」

そう言うとマッドハッターは部屋の奥にいきお湯を沸かし始めた。

「目を覚ましたいけど目を覚ましてはいけない気がする、私はまだやらないと行けない事があるはず」

私は落ちてある帽子を1つ広い深く考えた。
マッドハッターはあたふたとお茶の用意をしている。

「他の場所にはどうやって行くの?」

「他の場所を想像すればいいんだよ、何回かやって来たじゃないか、もう思いつかないのかい?」

「そっか、そうだよね、やってみる」