プリンセスストロベリーの憂鬱

「あの時食べたケーキ屋さん覚えてる?」

「おう」

「あそこでバイトさせてもらってるの中1の頃から」

「中1だぁ?」

「うん。休みの間ね」


そんなちょくちょく帰ってきてたのかよ。


「ジジイにはそれも気に食わないんじゃない?知らないけど」


あの頃からパティシエになるのが夢だという夏恵。

夢のために頑張っているんだと思うと感慨深いが、

彼女のバックグラウンドを考えると、前途は既に多難だようだ。