プリンセスストロベリーの憂鬱

従姉にはそう言ったが、問題は早々に起きた。


クラスの女子に目の敵のようにされた夏恵の上履きがなくなった。

高校にもなって馬鹿なことをするなと言いたくなるが、最近の女子は何を考えているか分からない。

どうしたものかと考えていると、


夏恵は黙って教室を出ると、水に濡れた上履きを持って戻って来た。


表情を変えることなくベランダに干すと席に戻りノートに目を落とす。