プリンセスストロベリーの憂鬱

「夏恵」


夏恵の柔らかい顎を掴むとこっちを向かせた。

ボロボロと涙を流したままの顔に自分の顔を近づけて、
小さい夏恵の唇に唇を重ねた。

ふっ、と鼻から息が漏れた。

舌の先に飴を乗せると少し開いた口に押し込んだ。


そのまま顔を離して様子をみると、口の中にあるものを首を傾げながら確認している。


「イチゴ味」


夏恵は目を輝かせて飴を嘗めはじめた。