プリンセスストロベリーの憂鬱

ドンと床に二人分の体重が落ちた。

目を開けると、夏恵の瞳とかちあう。

「ごめん…」

謝ると夏恵は口を尖らせて

「重い」

と呟いた。

「ごめん。怪我はないか?」

「うん。智和の手が守ってくれたから」

夏恵はそういうと頭を少しずらしてオレの右手にほお擦りをして、親指に軽く口づけた。