プリンセスストロベリーの憂鬱

「そうか。数学は答えが一つだかな。間違えようがない」


数学は嫌いじゃないからな。


「じゃあ何で国語の先生してんの?」

「高校のとき、面白い国語の先生に逢ったんだ。その先生のおかげで日本語の奥深さみたいなものを知ったんだ。だからかな」

「その先生みたいになりたい?」

「いや。あの先生みたいに適当なことはできないな」


「適当なんだ」

「半端なくな。適当過ぎて呆れたけどな、でも生徒思いの良い先生だったよ」