プリンセスストロベリーの憂鬱

「あ?分かるものか?匂いとか見た目で」

「私はね。絶対嗅覚と絶対味覚って奴あるから一度嗅いだり食べたやつは忘れないよ。この匂い覚えてる」

「すげぇな」

「人はみんなそう言うけど、あんまり役に立たないよ」


夏恵はそれよりも瞬間記憶能力が欲しいと笑った。

勉強しなくてもテストで点数とれるでしょと。


「おじいちゃんとおばあちゃんってことで食べちゃお」

「あっ、こら」


夏恵は一つをパクリと食べてしまった。