プリンセスストロベリーの憂鬱

「それにしてもだ、遅くなったら電話寄越せ迎えにいくから」

「分かった。ごめんね心配かけて」

「オレが勝手に心配したんだ気にすんな」


夏恵の頭を撫でるとありがとうと笑った。


夏恵からは甘い匂いがして、家の中がようやくいつもの雰囲気を取り戻したように思えた。


「ハンバーグどうだった?」

「美味かったよ」

「良かった」

「って!お前何してんだ」


夏恵の後から部屋に入ると夏恵はスカートを脱いでワイシャツ一枚になっていた。