プリンセスストロベリーの憂鬱

それを見た途端、夏恵の目の色が変わった。


「それ、新発売のいちごミックスキャラメルだー。良いの?」

「うん」

「ありがとう。嬉しい」


夏恵は満面の笑顔で礼を言った。

その場の雰囲気が一瞬で変わった気がした。

美少女の満面の笑みは場の雰囲気すら変えてしまうことを知った。

中村と安西も顔を赤くしている。


「包み紙も苺が描いてあって可愛い〜」