そんな会話を毎日繰り返し、当日を向かえた。


班行動が原則の行事、夏恵も渋々班の後ろを歩いていた。

班決めは、夏恵を目の敵にしている生徒から見事に離れ比較的大人しい女子で構成された。

決してオレが関与したわけではないことを付け加えておこう。


午前中のレクリエーションと清掃活動は滞りなく終わり、夕食の自炊が始まった!


想像した以上に大変なことになっていた。

日頃、手伝いなどしたことのない子供らが包丁をもつと、キャーキャーと喧しい。