辞書などは、オレのロッカーに入れていて必要な時だけ一目を避けて取りに来ている。


男衆も美少女に頼まれたら断れるわけもなく、むしろ自ら進んで夏恵を助けようとする。

同じ男のから見てガキどもの下心がまる見えで嫌気がさす。


「使えるものは何でも使わないと。あの子たちのターゲットが私で良かったことを喜んだら」


と夏恵は笑っているが、今回ばかりはそうはいかないようだ。