そうか、俺しかこの部屋にはいないはず。
だから俺のところへ来たのか。

なんてぼんやりと考えていた。

「大丈夫か?」

え?
俺は声の主を疑った。
ここにいるはずがない。
いくら俺のピンチには飛んでくるあいつでも、
今ここにいるはずは

「大丈夫か?おまえ」

いるはずない。修二が・・・

「倉科?」