「へ?」
思わずおかしな声が出てしまっていた。――なぜか、リディアンちゃんから妙な圧を感じた。
「心に決めた人がいるのかってこと。あ、ひょっとして彼がそうなの?」
リディアンちゃんの視線を追うように後ろを振り向いて、ラグとばっちり目が合ってしまった。
私は慌てて視線を戻しながらブンブンと首を振る。
「違う違う! い、いないけど、なんで?」
なんで急にコイバナ? そう思いながら首を傾げるとリディアンちゃんはにっこりと笑った。
「そう。良かった」
「?」
私も釣られて笑顔になりながら更に首を傾げた。
「リディ! なんでお前までついて来てんだ!」
そのとき大きな怒鳴り声が聞こえてきて驚く。もう大分先を行くグリスノートだ。
リディアンちゃんはキっとそちらを睨み上げると負けない声量で怒鳴り返した。
思わずおかしな声が出てしまっていた。――なぜか、リディアンちゃんから妙な圧を感じた。
「心に決めた人がいるのかってこと。あ、ひょっとして彼がそうなの?」
リディアンちゃんの視線を追うように後ろを振り向いて、ラグとばっちり目が合ってしまった。
私は慌てて視線を戻しながらブンブンと首を振る。
「違う違う! い、いないけど、なんで?」
なんで急にコイバナ? そう思いながら首を傾げるとリディアンちゃんはにっこりと笑った。
「そう。良かった」
「?」
私も釣られて笑顔になりながら更に首を傾げた。
「リディ! なんでお前までついて来てんだ!」
そのとき大きな怒鳴り声が聞こえてきて驚く。もう大分先を行くグリスノートだ。
リディアンちゃんはキっとそちらを睨み上げると負けない声量で怒鳴り返した。



