「モッチーは タケちゃんみたいに 惚れっぽくないのよ。」

2児を育てる 山本さんは 穏やかな笑顔で 私と竹内さんを見る。


「今 恋しないで いつ するの?」

と竹内さんに言われて


「私、恋愛に 向かないんです。」

と私は 言ってしまう。


「えーっ。もったいない。モテるでしょう?」

と言う竹内さんに

「全然です。」と私は答える。

「モッチーは 綺麗過ぎて 敬遠されるんじゃない。」

山本さんが 嬉しい事を 言ってくれる。


「山本さん、これ どうぞ!」

私は 食べかけの サンドイッチを差し出し。

3人で ゲラゲラ 笑う。