少しハスキーな声で ゆっくり話す。 俊樹の雰囲気を 好きだなと思いながら。 私は、クスッと笑って 「夜は ナンパ付き。」 と繰り返す。 俊樹は、笑いながら 私の頭をロックした。 「キャー。ひどい。」 私の笑い声で 務と礼奈が振り返る。 いつの間にか、礼奈達よりも仲良く じゃれ合う私達。 「ちょっと、悠香。」 と礼奈は 呆れた声を出す。 長くて甘い夜の 始まり。