その夜 9時近くに 帰ってきた 俊樹。

「ただいま。」のキスをして。


私は そのまま 俊樹の胸に 抱き付く。


「んっ? どうしたの?」

俊樹は そっと私の髪を 撫でながら聞く。


「ううん。俊樹 お疲れ様。」

俊樹の胸に 顔を付けたまま そっと目を上げて 答える。



「寂しかったの? 遅かったから。」


優しく言う俊樹も 甘い目で 私を見てくれる。


私は 小さく頷いて



「私 俊樹のこと 好き。」


ちょっと照れながら 素直に 言ってみる。



「悠香~。俺に 壊されたいの? 」


俊樹は もう一度 熱いキスをした。


「もう。毎日 一緒にいるのに。いつまで 可愛いの。」


私の耳元で そっと囁く俊樹。



残業で 疲れているのに。

お腹 空いているのに。


今日は 素直に 甘えちゃう。



「今日は 俊樹の隣で ご飯 食べようかな。」


やっと 私を離した俊樹が 着替え終わると

私は お茶碗を持って 俊樹の隣に 移動する。



「悠香 本当に 壊されたいんだな。」


俊樹は 甘く言って 私を倒した。