「ごめん。遅くなって。わあ 久しぶり。」

賑やかな声で 礼奈が来て。


日焼けした務の顔が 一瞬 赤く染まり

私は 俊樹と 微笑み合う。


上品な クリスマスディナーが 運ばれてきて。


「マジで 驚いたよ。そんな偶然って あるのか。」


食事の合間に 務は言う。


「ホントよね。運命的過ぎるでしょ。」


礼奈も 務に同意する。


私と俊樹が ニコニコしたまま 見つめ合うと


「しかも 熱々だし。なんなんだよ。」




俊樹を見ると 私は 今でも 胸がドキドキしてしまう。



特に今夜は 海の夜が 戻ったような


危うい ときめき。



私達 本当に 同棲しているんだよね?