支店に 女子社員は 3人しかいないから。
私は 安心して いられるけれど。
でも 俊樹が 竹内さんと 笑顔で 話していたりすると
やっぱり ちょっと 面白くない。
「俊樹。竹内さんに 仕事 頼んじゃダメ。」
「悠香の ヤキモチ妬き!」
俊樹は 私の髪を クシュクシュと かき回す。
「俊樹の仕事は 全部 私が するの。」
少し拗ねた顔で 俊樹を見る私。
「いいよ。明日から 一緒に 外回り行こうね。」
私の頬を 両手で包んで 俊樹は言う。
社内恋愛って 案外 難しいかも。
熱々の2人には 甘い刺激にしか ならないけれど。



