ゆっくり起きて。 順番に シャワーを浴びて。 私が 朝食の準備を始めると 俊樹も 近くに来て 後ろから 私を抱き締める。 「俊樹。やりにくいよ。」 半分 振り返って 私が言うと 「いいの。このまま やって。」 と俊樹は 私の頭を撫でる。 「はい。」と 切ったトマトを 俊樹の口に 入れてあげる。 「はるかー。」 と、俊樹は 私を抱く腕に 力を込めた。