「何か 俺 すごい緊張してんの。おかしいだろう?」 部屋に上がると 俊樹は そう言ってから 私を抱き締めた。 「ううん。私もだよ?」 俊樹の胸の中 私は 答える。 「俺達、純情?」 と聞く俊樹に 私は そっと顔を上げる。 「うん」と頷いて 俊樹の目を見ると 俊樹は 私の唇を塞いだ。