あり合わせのチャーハンと フライドチキンで。 予想外に 豪華になった食事。 向かい合って 食べながら 「いい部屋だね。」 部屋を見まわす俊樹。 「まだ落ち着かないの。殺風景でしょう。」 少し照れながら 私は 答える。 「ううん。悠香 綺麗好きだね。」 と言って 俊樹は 私を 手招きした。 私は 首を傾げて 俊樹の隣に 移動する。 俊樹は 私を 抱き寄せた。