◇企◆スタートライン


「大丈夫。大丈夫だよ。
琉唯君もこんな明希を見たら心配しちゃうよ。」

「で、でもっ」

はいと渡したのは、明希と琉唯が写っている写真たて

「琉唯、琉唯。
会いたいよぉ」

明希、やっぱりまだ、過去には出来ないか・・・

「なら、明日病院行って来よう?」

「病院・・・?」

「そ。琉唯君の様子。見に行って来よう?」

「うん。陽菜も来てくれる?」

「当り前」

「じゃ、行く」

「ん。待ってて。もうちょっとでホットケーキ焼けるから」

「うん」

焼けたホットケーキをもって
明希のそばにもっていく。
勿論、マーガリンとメープルシロップ、小さいアイスクリームを持って

「明希」

「ありがとう。って、まだ、いたんだ」

明希の言葉に苦笑いしかしていない陽樹とあたし

「明希。さっきの話」

「聞く気は「ないだろうけど、お前にとっちゃいい知らせなんだよ」」

まぁ、確かに