「だけど、明希には知らせとこうと思ったんだ」
何をよ?
「琉唯。目が覚めたんだ」
!?
「それを伝えたかったんだ。本当は」
「そう。なら、寮に来てみなよ?
明希の生活。見せてあげるから」
「!?」
「陽菜。いくら何でもトップの子の部屋なんて」
「あー。あたしは特別。あの子の、
明希の監視も兼ねてるから」
「へ!?」
「帰る。あんたも、明希の生活が見たいならくれば?」
「行く」
カバンをもって一緒に来た陽樹。と
部屋に帰ってきたあたし
「ただいま」
「あー。おかえりー」
へにゃって笑っている明希
「もー。また見てたのー?」
明希の手には初デートの時の写真
それには琉唯が写っているからだろう
「うーん。誰か来て・・・」
「久しぶり」
「うん」
「明希。こいつ、転校してきた」
「嘘でしょう!?」
「嘘じゃないんだ」
「・・・っ」
「なんでっ
なんで来たのっ」
泣いてしまった明希。



