あたしは、あの学校からいなくなる
正確には、海外へ行くことになっている
もう、陽樹に会うことも
明希を見ることも
このメンバーで会うこともない。
あたしは、このまま海外で、デザインの勉強をする。
「陽菜?」
「明希。ごめんね・・・」
「え?」
「陽樹。もう、あの時のことは
琉唯君が目覚めたと知った時に許してる。だから
あたしからのお願い。2人の幸せを、そばで見ててあげて欲しい」
「何言って・・」
「お願いね?バイバイ」
それだけ、言って病院を出たあたしは、大分前から荷物を
置いておいた場所から取って
そのまま空港へ向かった
「これでよかったのよ____」
これで、
「バイバイ、陽樹」