「こ、これは、恥ずかしいっ」
あらっ
「やっぱ、可愛い」
「ムー」
「むくれても可愛いだけなんだから。だーめ
それに、琉唯君に見せるんだから。いいじゃない」
「ひゃあっ」
何で、すぐに琉唯に反応するんだか
「ほら、ご飯食べちゃいな。
スープも用意してあるから」
「あ、ありがとう」
顔を真っ赤にしながら
ご飯を食べに行った明希。
「ほんと、子供みたいなんだから・・・」
リビングの方に行くと
少しずつ食べている明希がいて
「クスクス」
「すっぱ」
あーあ。
明希の嫌いな梅だったか
「うぅー」
「あんたね。あたしの食べたでしょ」
「え?」
「明希のはこっち」
「あっ」
「いいよ。これはあたしが食べるから。
明希のは明希が食べな」
「いいの?」
「もちろん」
「陽菜は、お姉ちゃんみたいだね」
「そう?」
「うん。いつでもいて欲しい時にはいてくれる。」
「そっか」
明希には、そう見えてたのね?
なら、明希が幸せになるまで、あたしは
”お姉ちゃん”でいるわ。明希だけの



