ずっと、手を焼く機械が欲しかった。
赤色の消滅後、もうホームセンターなんてどこにあるのやら知らんが求めるのは道理でしょうや。
方角は5つになって、ゲシュタルトはまとまりを失った。
そろそろ勘弁するのが良きでしょう。

私はそのほうに向かって足踏みを続けた。
なんだ、進まんようになってるんだ。
ふと思い出し、庭で位置エネルギーを収穫した。
どうも半日前は雨季だったらしい。
私はただ恐ろしくなって、憶えのない札を手に取った。

[トマト]

トマトは私を知っている。
私はトマトを知らないだろうに。