「璃久!」

ん?

ぎゅっ

?????

急に後ろから抱きつかれてビクッと肩を震わせる

後ろを見ると美桜がニヒヒッと無邪気な笑顔をしていた

そして美桜は俺から離れ、後ろに1歩下がる

「ビックリした?」

コテっと首を傾げて聞いてくる美桜は、天使
みたいに、とても可愛い!

顔は真っ赤だろうけど出来るだけ平然を装って返事をする

「うん。ビックリした」

「どうしたの璃久、顔真っ赤だけど
もしかして熱があるの⁉︎」

そう言いながら美桜は、俺の頭と自分の頭をくっつけてきた

なんだよ。この可愛い生き物

俺が毎日、どれだけ理性と戦ってるとおもっ
てんだ!

天然小悪魔!鈍感!

そう心の中で抗議しながらも、急いで美桜から離れる

「おい、やめろ」

危なかった