キミとあの夏

「美桜、またタイム落ちたぞ」

「え〜」

「もう1回」

「やだ〜。璃久、全然休んでない。
 1回休けい」

「ダメ✖️」


私、美桜 高校1 年生今は夏休みで学校も休み

なのに私は学校の屋外プールに来ている

原因は幼なじみの璃久 

璃久は高校2年生で、私達は水泳部に入っている

でも最近、私のタイムが遅くて家から

連れ出され学校に来ている


「いいか美桜、クロールはなーーーーー」

は〜、また始まった。水泳バカ。

璃久は水泳が好きすぎて、たまに泳ぎ方の
説明を始めだす。

これ何回聞いたっけ?ってくらい

イケメンでモテてるのに残念な人。

この事は水泳部の人しか知らない

だから水泳部の中に璃久を恋愛対象に

見ている人はいない 1人、私を除いて


「おい美桜、聞いてたか?」

「う、うん!」

急に名前を呼ばれ、ビックリする

「じゃあもう1回」