『……ねぇ、光ちゃん』
『…ん?どうしたの…?』
突然名前を呼んだわたしに、不思議そうに聞き返す光ちゃん。
そんな光ちゃんを目にして、わたしの心は暖かくなる。
『………ありがとう』
…言いたいことはたくさんあった。
それでも、他のどんな言葉よりもこの言葉を光ちゃんに伝えたかったんだ。
『っ……こちらこそ、ありがとう。それと……改めて、おかえり、ゆりちゃん』
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………………
結果、壁を乗り越えて強くなれたのはいいことだけど、やっぱり7年分の時間を失ったのは大きいよね…
だってわたしや伊織くんは今年で23歳だし、光ちゃんはもう28歳だ。



