“光ちゃんをまた苦しませてしまう”
そんな想いがわたしの頭の中にはあった。
おじさんとおばさんの反対を押し切ってまでほとんど実質一人でわたしを支え続けてくれた光ちゃん。
光ちゃんがいたからわたしはここまで生きてこれた。
わたしの生きがいそのもの。
大切で大切で仕方ないわたしの大好きな世界でたった一人しかいない義姉ちゃん。
わたしが死ねば、わたしと同じようにわたしのことが大好きな光ちゃんは絶対に自分を責める。
そんなの、嫌だ。
これ以上…これ以上、光ちゃんが苦しむところなんて見たくなかったんだ。
───そして、わたしの一番の願い。
消えゆく意識の中、何度も何度も願った……
それは……
伊織くん、
“もう一度だけ、キミに逢いたい”



