もう一度だけ、キミに逢いたい。


「ちょっ…友梨乃、いったん落ち着けって…!な?」


「…!あっ…ご、ごめんなさいっ…」




反射的に謝罪の言葉を口にしつつも、この状況をどう受け止めていいのか分からない自分がいた。


だって、なんの前触れもなく突然、しかも、あんな最悪な形で家族全員を奪われたんだ。


光ちゃんがいつもそばにいてくれたとはいえ、一人置いていかれたという感覚はどうしても抜けなかった。


だから、こうしてみんなと会えている今、すごく嬉しい。


たとえそれが、あんな不本意な死に方だったとしても。




……だけど。


死ぬ間際、わたしは確かに


“死にたくない”




…そう、願った。


それは、“この世”に未練があったから。


先に死んでしまった大好きな家族に逢えることよりも、大切なこと。