もう一度だけ、キミに逢いたい。




「事件に関わった人達や、ゆりちゃん達家族を身近に感じていた人達にとってはそうじゃなかった……っ!!自分の身近で知っている人が殺された恐怖、犯人が依然として捕まらない恐怖、もしかしたら自分も同じ目に合うかもしれないという恐怖。それらを全て……、唯一生き残ったゆりちゃんに、ぶつけたの………っっ!!」






……!!?


それって……嫌がらせ、みたいなことをされていたってことか……?




元々が非現実的すぎる話に、漠然とした状況しか頭に浮かばない。




───が、しかし。


続けて光さんから聞かされた事実はそんな可愛いものではなかった。




───“悪魔の子”




それが、ゆりが入院していた病院でゆりにつけられたあだ名。


病院に勤めている医者や看護師、ゆりのおじさんとおばさんに当たる光さんの両親、他の入院患者、そして、事件の捜査のためにゆりの話を聞きにきた警察の人まで。