もう一度だけ、キミに逢いたい。


* * *


「…ここは……?」


光さんの言葉に頷いた俺について来てほしいと言う光さんの後を追いかけて着いた先は、無人の病室だった。


でも、どうしてこんなところに…


「いきなり連れ出しちゃってごめんね。ゆりちゃんの病室だと定期的にお医者さんが様子を見にくるから、ゆっくり話せないと思って…。それに、絶対にきみ以外には聞かれたくないから、先輩にお願いしてここを貸してもらうようにお願いしたの」


なるほど……って、ん?




「あ、あの…先輩にお願いしたってどういうことですか……?」


先輩って言ったら光さんの大学の先輩だろうけど…


それとこれの関係って…


すると、そんな俺の心の中の疑問を見抜いたみたいに光さんが少しいたずらっ子みたいな顔をしながら口を開いた。