それでも、わざわざ病院から外出許可をもらってまで俺の家に訪ねてきて言葉をかけてくれた。
他にも、玲音にさえ打ち明けられなかった想いを、どろどろとした想いを、全部吐き出した。
みっともなくたくさんの涙を流した。
一番は、どうしてあの日、俺はゆりとちゃんと向き合わずに逃げてしまったんだろうって。
ゆりとしばらく距離を置いた後に玲音に相談して、もう一度ちゃんと向き合おうと決めたけど、それでは遅かった。
光さんは前に自分のせいだと言っていたが、元を辿ればあの日に逃げてしまった俺のせいなんじゃないかって。
……怖、かった。
よく考えれば、一概に誰のせいとも言えないほど複雑に絡まり合った糸。



