「俺にとっても、ゆりにとっても……?」
「…ああ。鈴木さんだって急に逢えないって言われて少なからず動揺してるはずだろ?ここ数日学校休んでるのだってそのせいかもしれねぇよ?」
……確かにゆりは、ここ数日学校に来ていない。
火曜日の授業中に急に具合が悪くなって抜けて、そのまま早退したらしい。
いつも無表情のゆりが今にも倒れそうなくらい顔色が悪かった、という噂が出回ったくらいだ。
火曜日と言えば、俺がゆりの下駄箱にメモを入れた日の翌日で、ゆりがそのメモ見たであろう日。
だから、玲音の仮説は一応成立はする。
だけど、ゆりがそんなに動揺するくらいの影響力が俺にあったなんて……とてもじゃないけど素直には信じられない。



