「……っ、ごめん。無神経なこと言った」 俺はそれだけ言ってゆりの頭の上に優しく手をおいた。 もう何を言っても裏目に出そうで、それしか言うことができなかった。 そして、この日からゆりに逢う度に、俺は自分がどれだけ苦しい選択をしたのか、気づくことになる…… ……ゆりのそばにいたい。 その想いとは裏腹に、ゆりに悲しい顔ばかりさせてしまう自分をことあるごとに責め続け、また、ゆりの見えない想いに、見えない苦しみに、俺の心は少しずつ揺さぶられていく……