あれから数日が経っていた。
自分で何をしたのか考え直すと夢だったんじゃないかと思ったが、彼からのLINEがくるたび夢じゃないと思える。
彼とは仕事がお互い休みだったり、早く終わった日は毎日のように会っていた。私たちは歳の差なんて感じないくらいに愛し合っていた。彼は言った。
「果奈はオレに明日をくれた人だ。」
と。
彼には結婚して20年くらい経つ年上の奥さんと、私の2つ下の娘がいた。
娘は関東の大学に通っているらしく、今は奥さんとふたり暮らしらしい。奥さんとは仲良くはないし、あまり会話もないと彼は言っていた。毎日寝るときに、明日が来なければいいのにと思って寝ていたらしい。
そんな時に私に興味を持ってくれてたみたい。そして、
「明日が楽しみになった」
と、彼は笑顔で私にいった。そんなふうに言ってくれる彼が私は大好きだった。私は好きだなーと思うたびに好きだと言葉にして伝えるようにした。
しかし彼から返ってくる言葉は、
「ありがとう」
だった。

