その瞬間、空の色は夕焼けに戻り、美斗くんの姿も戻った。
何事もなかったかのように教室の時間は流れている。
「ん…」
結杏も目を覚ました。
「結杏!」
私は結杏に駆け寄り、支えた。
「結杏?大丈夫?」
結杏は最初ボーっとしていたけど、しばらくすると目の焦点が定まった。
「結杏!」
「舞空ちゃん。……あれ、私どうしてたんだっけ?」
「えっ?まさか覚えてないの?」
「ん?なにが?」
寝ぼけているのかと思ったけど、そうではなさそうだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…