『心配をかけたくなかった』 冗談じゃない。 それは叶多くんのいわば勝手な思い。 叶多くんは私のことをたくさん助けてくれた。 死んでしまってからもそうだけど、生きていた時も…。 友だちがまったくできなかった私に声をかけてくれたのが、叶多くんだった。 いつしか叶多くんは私の中で1番の友だちになっていた。 そして……好きな人になった。 だから…私は…