あまりのショックに涙が止まらず頬を濡らす。 行くあてもなく走り続ける。 私は途端に懐かしさに襲われる。 …前にもこんなことあったな。 私が美斗くんにいろいろなひどいことを言ってしまって旧校舎まで逃げてきて。 そこで悪霊に襲われてしまって、でも美斗くんが助けに来てくれて…。 もうあの頃には戻れないんだ。 彼の本当の正体なんて知らないで、ただただ一緒にいるだけで楽しかったあの頃にはもう…。 そう思うと胸が苦しくてたまらなかった。