3月14日

「あした、スイーツバイキングに連れてってくれたら、許してあげてもいい」
 
おれはパッと頭を上げた。「許してくれるのか? 花奈」
 
そう言って、花奈の顔を覗き込むと、ぶつかるような勢いで、抱きついてきた。
 
危うく倒れそうになったけど、なんとか踏ん張った。

「ずっと、健太が来てくれるの待ってたんだよ。もう、勉強も手につかないし。
……わたしに告白したこと、後悔してるのかなって。それであんなこと言ったのかなって」

ごめん、おれはそう呟いて、花奈の頭をずっと撫で続けた。