隼「下ろさないよ。そんなに暴れたら落ちちゃうよ。」


高「隼人くん、年頃の女の子になにしてんの!」


後ろから声がしたと思ったら、ドクターに声をかけられた。


というか、年頃どころか、私余裕で成人してますけど!


隼「高橋先生ー!手空いてたら、真湖ちゃんを中村先生の診察室に連行するの手伝ってください!」


高「お、おう!いいけど、真湖ちゃんって小松?」


「高橋先生お久しぶりです。なんか急に隼人さんに抱っこされたので助けてください!」


高橋涼(たかはしりょう)。
血液内科のドクター。私が血液内科にいた頃に、何回かペアを組んだことがある。中村先生と同期。


高「真湖ちゃん久しぶりだね。連行するってなにかやらかしたの?」


「…いや!なにも、やらかしてないですよ!やらかすわけないじゃないですか!」


高「やらかしてないんかい!じゃあなんで、そんなに真湖ちゃんを連行しなきゃいけないのかよく分からないけど後で聞かせてね。」


「あのっ!おろしてください!!」


隼「暴れないよ真湖ちゃん。あと、うるさいよー。」


高「ここまで暴れてるとマジでなにがあったか気になるんだけど!!」


なんか、高橋先生楽しそうじゃない!?