中「じゃあ退院許可出来ないぞ?」


「うぅー…」


高「嫌なこと先に終わらせた方がいいんじゃない?」


私の返事を聞く前に、高橋先生の膝の上に固定されて、私の左腕が優也さんに固定された。


中「先に採血しちゃおう。」


「嫌ですっ!!グスッ」


中「どっちにしろやらなくちゃいけないんだから。早い方がいいんじゃない?」


高「真湖ちゃん大丈夫。リラックスだよ。」


あっという間に駆血帯を巻かれ、中村先生は血管を探している。リラックスなんて出来るわけないじゃん!


中「うーん…いつにも増して、血管が出ないなぁ。」


高「そんなにでないか?」