言われ放題だ…。悔しいけど、なにも言い返せない。


綾「んじゃ、さよなら。あんたの吸入器持っていくから、発作起きてもせいぜい頑張って。」


「待ってください!吸入器は持ってかないでください!」


綾乃先輩は私の吸入器を持って出て行った。


「ゲホッ…ヒュー…」


ヤバイ発作だ…。苦しいよ…なんでこんな時に…。


でも、優也さんとか、たっくんにも迷惑かけてるって綾乃さんに言われたからナースコールなんて押せないし…。


吸入器ないからとりあえず深呼吸しなくちゃ!


「スーハー…」


しばらく、ゆっくり深呼吸してると治まって来た。