「ゲホッゲホッヒューヒュー…」


んん…苦しい…。


回診が終わってから寝ちゃってたみたいだけど、発作で目が覚めてしまった。


吸入しなくちゃ…吸入器どこ?パニクって見当たらないよ…!とりあえずナースコールしなくちゃ!


優「真湖ちゃんどうした?」


ナースコール押したはいいけど、苦しすぎて言葉を発することができない。


「はぁ…ゲホゲホ…ヒューヒュー…」


優「すぐ行く!」


状況を察してくれたのか、通話がきれた。伝わったってことかな。意識は保たなくちゃ。


ガラッ


優「真湖ちゃん!すぐ高橋先生来るからね。深呼吸してね。大丈夫だよ。」


「はい…ゲホゲホ…ヒューヒュー…」


優也さんは背中をさすってくれるけど、苦しいことには変わりない。