竜「今日は、産後で、大変な思いもしたし、疲れてるだろうから、早く寝ろよ。」
桃「うん。あ、竜牙!」
竜「どうした?」
桃「ありがとう。」
竜牙は、一瞬、不思議そうな顔をしたがフッと柔らかい笑みになった。
竜・桃「「おやすみ。」」
パタン。
桃花の部屋は、静寂に包まれていた。

桃「ゴメンね。ここで、頑張って修行を積んで元気な姿を見せてね。」
この桃花の小さな独り言が、部屋を出たはずの竜牙の耳には、しっかり聞こえていた。
竜牙は、なかなか桃花の部屋から離れられなかったが、時刻は、23時になっていたため、自室に戻った。

竜「さあ、明日は、こどもたちの名前を決めないとな♪」
そう言う竜牙の顔は、子どもみたいにウキウキしていた。